さまざまな企業から、多数のクレジット・カードが提供される時代です。以前のようにサラ金業者に借りなくても、場合によってはご自身の収入以上にカードを活用して借金や買い物をすることが可能になっています。
このように、容易にクレジットカードを持つことができる時代において、社会人となる前の学生ですら、複数枚のクレジットカードを所持していることも珍しくはなくなったと思いますが、問題はないのでしょうか。
欧米式の生活スタイルをそれなりに踏襲していると思われるわが国ですから、ここでアメリカの現状を検討してみましょう。
「アメリカでは、最近学生のクレジット破産が年間50万件もあるといわれ、学生時代が社会人になるためのモラトリアム時代などといわれていたが、それの行き着く先は学生が社会人になる前に破産してしまい、破産を終えて人生のスタートを切るという状況を生じている。」(宗田親彦『やさしい倒産法・第七版』法学書院、2008年。)とのことです。
他国の事例として無視できるようなことではないと思いますが、いかがでしょうか。
複数のカードでショッピングやキャッシングを繰り返した結果、多額の借金をしてしまい、どこからも借りることができず破産するしかなくなる前に、早めに私たち任意整理・債務整理専門の司法書士新松戸合同事務所のような債務整理の専門家にご相談することをおすすめします。
取引期間が短かったり、利息制限法が適用されないショッピング枠での借金など、場合によっては借金返済額がほとんど減額されず現在の収入では返済見込みがないことがありますが、当事務所のような司法書士等の専門家が、カード会社と分割返済(しかも無利息)での和解交渉をするなどの任意整理により、現在の収入でなんとか返済できる可能性を生み出すことも可能かもしれません。
せっかく社会人になって一本立ちできる機会を得ることになったものの、その前に破産せざるをえない状況に陥るのは避けたいものですね。